お一人様の生きる道~老後の暮らしを充実させる終活相談はこや(やなぎ社会福祉士事務所)
「一人暮らしが寂しい」と思っている人がいる一方で、「一人暮らしが楽しい」とポジティブにとらえている人もいます。これは「孤独死」と「孤立死」の違いに関わってきます。自宅で一人で亡くなっていたのを発見された。それは孤独死ですか?それとも孤立死ですか?
老後の一人暮らしについて、ポジティブにとらえられるかどうかは、万が一のとき、相談できる人がいるか、日ごろからコミュニケーションが取れる相手がいるのかどうかにかかっています。何かあったら、あの人に相談しよう、愚痴を聞いてもらおう、頼れて後を託せる人がいるかいないかで、今の生活の充実度が全く違ってきます。安心して人生を楽しめるということです。
○気軽にコミュニケーションが取れる相手を確保する
気軽に電話などで話すことができる、会って話すことができる相手がいることは幸せなことですし、心身の安定にもつながります。特に親しい友人がいなくても、自宅以外にも自分の居場所があったなら…そこに行けば誰かがいる、気は向けば気軽に誰とでも話せる雰囲気に溢れている。
人間関係については、人づきあいが苦手な人もいるでしょう。今から人とよい関わり方ができるように努力することも大事です。家族はもちろんのこと、趣味の仲間、仕事の仲間、学生時代の友人など、気軽にコミュニケーションが取れる相手を確保しておきましょう。休日は家に閉じこもらずに、たまには人が集まる場所に顔を出してみてはいかがでしょうか。古民家を活用した地域交流コミュニティカフェなどいかがでしょうか。
でも私は一人が好き、一人を楽しめる、そんな人は人生をエンジョイできる達人かもしれません。自分で自由気ままにやりたいことをやって人生を静かに終える。自宅で一人で亡くなっていたのを発見されたときその方は笑っていた。これがポジティブなイメージである「孤立死」です。逆に「孤独死」はどこか悲惨なネガティブで悲しいイメージがあります。
一番の違いは「孤立死」は自分の城の中で亡くなること。「孤独死」は場所を選ばない。
「孤独死」は一人暮らしの方だけの話ではない。家庭の中での「孤独死」、施設や病院での「孤独死」が存在することを知るべきです。
集団の中での「孤独死」は、ある意味一人暮らしでの「孤独死」よりも辛いかもしれない。多くの人に囲まれていても、自分は存在しないに等しいと扱われいたら、その方の心はすでに殺されている、死んだも同然で生きていることになる。
別にお一人様が悪いわけではない。「終活を終えて積極的な孤独死」、そんな選択肢があってもいいのではないか。
やなぎ社会福祉士事務所 代表 柳辰夫
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