【やなぎ社会福祉エンターテイナーの目指す地域福祉活動】
人を楽しませると同時にその人の悩みに寄り添い助ける。自分の人生経験から独自の普遍的見解を提唱し社会福祉エンターテイナーとして生きていくことを使命とする。
また社会福祉専門職の終活サポーターとして、単品サービスでない多種多様なサービスを一生涯通じてサポートし、心を整える新しい終活のあり方を提言している。
従来の地域福祉の役割
「みつける」
「つなげる」
「しらせる」
「ひろめる」
私は一歩進んで積極的に
「ひきこむ」
「まきこむ」
「まぜこむ」
「つつみこむ」
が必要な時代へと変化していると思う。
そして全ての活動の根源となるものは
「おたがいさまの精神」「御恩に報いための恩返し」、「心からのみんなの笑顔」です。
私の思い描く未来に写る景色は
「笑顔があふれる社会、地域支え合いのまち」
それに近づくためにまず自分の周りから
「笑顔があふれる友達の輪、笑顔があふれる隣近所の繋がり」を実現していきます。
かつて我が国では、地域の相互扶助や家族同士の助け合いなど、地域・家庭・職場といった人々の生活の様々な場面において、隣近所の支え合いが存在しました。そんな時代から社会の進展高度化により、地域や家庭が果たしてき役割の一部を代替する必要性が高まってきました。そこで社会保障制度は、高齢者、障害者、子どもなどの対象者ごとに、また、生活に必要な機能ごとに、公的支援の充実が図られ、人々の暮らしを支えてきました。
しかし、高齢化や人口減少が進み、地域・家庭・職場という人々の生活領域における従来の支え合いの基盤がすでに弱まってきています。暮らしにおける人と人とのつながりが弱まる中、これを再構築することで、人生における様々な困難に直面した場合でも、誰もが役割を持ち、お互いが配慮し存在を認め合い、そして時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることができるような社会としていくことが早急に求められています。
また、人口減少の波は、多くの地域社会で社会経済の担い手の減少を招き、それを背景に、耕作放棄地や、空き家、商店街の空き店舗など、様々な課題が顕在化しています。地域社会の存続の危機感が叫ばれる中、これからは社会保障や産業などの領域を超えてつながり、地域社会全体を支えていくことが、これまでにも増して重要となっています。
さらに、対象者別・機能別に整備された公的支援についても、昨今、様々な分野の課題が絡み合って複雑化して、個人や世帯単位で複数分野の課題を抱え、また複合的な支援を必要とするといった状況がみられ、対応が困難なケースも浮き彫りとなっています。
「笑顔があふれる社会、地域支え合いのまち」とは、このような社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」、「してもらう」「してあげる」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が、世代や分野を超えつながることで、相互に役割を持ち、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域共生の社会を作っていくものです。
これにより、私たち一人ひとりが、生活における楽しみや生きがいを見出し、様々な困難を抱えた場合でも、社会から孤立せず、安心してその人らしい生活を送ることができる笑顔あふれる社会を実現していきます。
高齢者のみならず、生活上の困難を抱える障害者や子どもなどが地域において自立した生活を送ることができるよう、地域住民による支え合いと公的支援が連動し、地域を『丸ごと』支える包括的な支援体制を構築し、切れ目のない支援を実現していきます。
そのために、私たち一人ひとりが我が事自分事として地域をつくり、また、人々の多様なニーズを把握し、地域生活の中で本人に寄り添って支援をしていく専門性の高い人材を確保または養成をする必要があります。