お二人さま夫婦の老後対策(やなぎ社会福祉士事務所)
お二人様も必ずお一人様になる(お二人さま夫婦の老後対策)
夫婦同時に亡くなることは不意の事故や災害以外ないと思います
(旦那さまは自分の方が早く逝くからと終活をしている方が多いですか奥さまは何もしていない方が多いです)
お子さまのいない老夫婦の場合お互いに支えあっているうちはお一人様のような将来の不安が現実のものとして感じられないのかもしれません。
相談を受けても「何かあったらお願いします」というご夫婦がほとんどです。
しかし確実にどちらかが先に亡くなり「おひとりさま」になるのです。
その時になって初めて事の重大さに気づいてももう遅いのです。
夫婦ともに元気で判断力ある打ちにやるべき事はたくさんあります。
●どちらかが病気や判断能力が薄れたときは保証人や後見人を立てる必要があります。しかし老夫婦の場合お互いがお互いの保証人等になることは難しいのです。
●亡き伴侶の財産が見ず知らずの甥や姪に相続されるケースが存在します。これは法律で決まっているのです。配偶者のみに渡したいなら方法を考えておく必要があるのです。
●生前整理ではなく夫婦二人による老後整理をする。物の整理や処分はとても体力や気力が必要です。すぐにでも夫婦二人で日常的に物や事の整理をしておくことが必要です。
おふたりさまの老後問題の対策例
○お互いに身元保証人となるべき人を見つけて頼んでおく
○公正証書遺言書を夫婦ともに作成しておく
○任意後見契約で託せる方を決めて公正証書契約をしておく
○死後事務を任せる方を見つけて公正証書契約をしておくこと
お二人様がお一人様になるとしなければならないことは山ほどあります。
それら全てを心が打ちひしがれている時に一人で対処するのは体力や気力も続かず非常に困難です。
誰でもいずれお一人様になる(おひとりさま予備軍)という心構えを持ち、夫婦2人で元気なうちにすぐに準備しておくことが「お互いがおひとりさまになった時の老後対策」となるのです。
やなぎ社会福祉士事務所 代表 柳辰夫