2020年10月28日、「社会福祉士事務所」を開設するために準備を開始した。2021年4月1日、約5ヶ月で事務所を開業した。開業するまでの経緯、準備や流れなど、私が経験したことを紹介します。

全部で5ページあります。

2020年11月から

◇社会福祉士基礎研修の受講
 まず始めに自己研鑽のために社会福祉士基礎研修を受講した。社会福祉士として共通に必要な知識・技術・価値を学び、社会福祉士の専門性をあらためて身につけることを目標にした。「社会福祉士の専門性について」の課題としてレポート提出があった。テーマが6種類あって大変だったがすべてを1ヶ月で作成した。

◇社会福祉士インタビューの実施
 現役で活躍している社会福祉士の方に直接会って、現在の社会福祉の現状と課題についてインタビュー形式でお話を伺った。近隣市町村の事業所計6箇所を1ヶ月かけて訪問して、9名の社会福祉士の方と新たに繋がることができた。

◇地域支え合いボランティア活動の開始
 地域支え合いボランティア活動を開始するにあたり、関係機関・関係者、地域住民などにアプローチして協議を重ねた。地区役員会議の場で地域支え合いの必要性について説明させていただいた。地域支え合いボランティア募集のチラシを作成して地元地区へ回覧した。自分自身も地域支え合いボランティアとして活動(見守り、買物代行、送迎、パソコン指導など)を始めた。

2020年12月から

◇企業理念、業務内容、経営戦略、収入計画、経理会計、関係書類(料金一覧、契約書など)の作成
 簡単なものでよいので自分の考えをまとめて作成しておいたほうがよいと思った。後々必ず役に立つ(特にホームページのコンテンツとして再利用できて一気にサイト内に投入できる)。企業理念と業務内容は、すぐに決まるものではなく常に頭の片隅において日々考えながら徐々に熟成されていくものである。経営戦略は、自分のなりのポリシーを持って事業の先行きを見通ことである。(これは企業秘密です)収入計画は5年を目処に作成した。最初は赤字経営だが5年間トータルで考えて、さほど儲けはなくても採算がとれる見込みはあると踏んだ。事務所のお金とプライベートのお金を明確に区分するための準備として家計簿をつけ始めた。すべてのお金の収支について仕訳処理を始めた。