話題のExcel本!『神速Excel』。

私はExcelを使って20年以上のユーザーになります。Excelを極めるには「無意識のレベルで打てる瞬発力」というのに共感しました。私は20年前から、「Excel裏技、禁断の秘儀」という本でExcelの極みを目指していました。当たり前のようにマウスを使わずにキーボードのみを使って文書を作成していました。Excelを使いこなす技能は誰にも負けない自信がありました。
エクセルの神が教える「始点の切り替え」テクニックとは? | 神速Excel | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)
しかし…私は心の病気になってExcelを使うどころがパソコンにも触れなくなって会社を辞めました。その後、病気が回復してパソコンをやろうかなと思えるまでに約8年かかりました。新しいパソコンを買いましたが、時間の経過のギャップでWindowsを始めすべてのアプリはバージョンアップされて新しい機能も加わり、初めは使い勝手が全くわかりませんでした。インターネット環境も変わっていてIT技術の進歩にも驚かされました。これはダメだ!と思いましたが…8年ぶりにExcelを使ったのに手が勝手に動き始めました。Excelの操作の仕方を体が覚えていたんです。
大きくメニュー周りの配置やアイコンも変わったらしくて、どこをどうすれば機能を呼び出せるのか探すこともできずにマウスポインタが途方に暮れてウロウロ迷っていました。しかし、私は過去の経験からマウスがなくてもExcelは使いこなせることを覚えていたので、ショートカットーなどを駆使したら、新しいバージョンのExcelに慣れるのにさほど時間はかかりませんでした。
Excelはもうある程度まで成熟しきっていたので劇的な機能追加はなかったし、(自転車の乗り方をいつまでも体が覚えているように)、「これはできたはずだ、あの機能があったはずだ、あれはこのショートカットで呼び出せるはずだ、これはこうすればできるはずだ…」と過去の記憶をたどり、そんなに時間もかからずに、今までと同様にExcelが使いこなせるようになりました。アプリの基本的な操作というものは何年経っても変わらないものらしい。
Excelの達人になるには、基本操作を「無意識レベル」で行えるかどうかがカギなのです。実務では、機能の把握、ショートカットの知識、指が勝手に動く、これらの現象が組み合わさり、初めて「Excelスピードインパクト」という領域を体感できるようになります。その状態に入るとマウスなどまどろっこしくて使ってなんかいられないということです。長くなりましたが私の体験談でした。